栃木京福会

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活動報告

2024.04.02

第30回 だいじだねット会議 ~那須塩原市の地域包括支援センターあぐり~

令和6年2月27日(火)に「第30回だいじだねット会議」を開催しました。
今回もたくさんの地域住民の皆さま、専門職の皆さまにお集まりいただき、
誠にありがとうございました。

『過去の事例 「前の人はやってくれたのに…」と言いますが…』というテーマで、11月に取り上げた訪問介護サービスの専門性について、
さらに掘り下げて皆さんと話し合いました。

基本的にワックスがけは通常のお掃除ではなく、大掃除の分類となり、介護保険ではできない内容です。訪問介護サービスの専門性は、「できるけどやらない」というのが特徴です。

訪問介護サービスの専門性は、「できるけどやらない」というのが特徴です。
前任の人はワックスがけをやってくれたのに、後任の人はやってくれない、となると、後々トラブルになるからです。
ペットの餌の購入や餌やりも介護保険ではできない内容となります。
  • しかし、現在は、使い捨てのペーパーモップにワックスが染み込ませてあり、簡単にワックスがけができる商品も存在しています。
    この場合は大掃除なのか?それとも介護保険で支援できる内容なのか?と大変熱く盛り上がりました。
    (※後からお掃除専門会社の方に聞いた所、通常使用しているペーパーモップの範囲内程度になるとのこと。だとすれば介護保険内でできる内容になりますかね?)

  • もう一つ考えなくてはならない大事なことに、その人らしさ、あなたらしさを実現するために、どこまで公的なお金(保険給付)を投入できますか?という問題があります。
     財源や保険料には限りがあり、頭ごなしに『できません』というと、頭では分かっていてもカチンと来てしまうかもしれない。

  • なぜこの内容は支援ができないのかを、契約の段階できちんと説明することが大切であること、自費のサービスや有償ボランティアを利用するなどの意見が出ました。

    今後もだいじだねット会議では、地域の皆さんにとって身近な内容を話し合っていきたいと思います。

  •  令和6年3月26日(火)のだいじだねット会議のテーマ『虐待なのか?権利侵害なのか?』では岸友和先生をお招きして、
    成年後見の活動内容について説明していただきました。
    後日、こちらのブログで内容をご報告いたします。

    今後もだいじだねット会議で皆さまのご参加をお待ちしております(^^♪


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