栃木京福会

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活動報告

2025.12.29

第50回 だいじだねット会議 ~那須塩原市の地域包括支援センターあぐり~

令和7年11月25日(火)に「第50回だいじだねット会議」を開催しました。
今回もたくさんの地域住民の皆さま、専門職の皆さまにお集まりいただき、誠にありがとうございました。
「孤立死を避けるために、弔うことの意味を考える」というテーマで、SOSが出せない場合に早く気づいてもらえる可能性のある方法や、万が一お一人で亡くなってしまっても、できるだけ早く発見してもらえるためにできることについて皆さんと意見を交わしました。
似た言葉に『孤独死』がありますが、家族がいても偶然一人で亡くなる場合も含まれるなど定義が曖昧です。そこで今回は、「孤立死」=2週間以上サービスを利用せずに亡くなる、あるいは2週間以上誰とも会わずに亡くなる状態と定義し、話し合いを進めました。

最初のグループワークでは、「自分はどのような最期を迎えたいか」をテーマに語り合いました。
•「病院で緩和ケアだけ受け、子どもたちに見送られながら亡くなりたい」
•「自宅で亡くなりたい」
•「施設でも自宅でもこだわりはないが、終活をきちんとして身辺整理をしておきたい」
•「子どもたちに迷惑をかけたくない。持ち家やお墓のことも早めに考えたい」
•「『やっと亡くなったよ』と思われるのは嫌だ」
など、さまざまな思いや価値観が共有されました。
こうした「自分の望む最期」を語り合うことは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)につながる大切な一歩にもなります。

続いてのグループワークでは、「なぜ孤立死を避けるべきなのか。孤立死を避けるべき理由」について話し合いました。
・本人の尊厳の視点:「きれいな状態で見送ってあげたい。腐敗を避けたい。」
・親族や近隣の視点:「後悔が残る。」「『できることがあったのでは』と、自分を責めてしまう。」「最初に発見した人は大きなショックを受ける。」
・生活環境の視点:「後片付けや死後の手続きが大変」「借家や集合住宅では事故物件になってしまう」
いずれも、残された人に大きな心の傷を残すことが強調されました。
  • このような本人にとっても親族や地域の人にとっても悲しいことをできるだけ避けるためにはどうしたらよいのでしょうか。
    事例として紹介されたAさんは、身寄りがなく一人暮らし。普段は元気に生活していましたが、夏の暑さで熱中症となり入退院を経験しました。これをきっかけに、地域のサロンや体操教室に通うようになりました。

  • このように、地域とのつながりを持つことや、公的サービスを活用することは、孤立死を防ぐ大切な一歩になります。つながりが苦手な方でも、ほんの少しの関わりが安心につながるのです。

  • 孤立死は本人にとっても、家族や地域にとっても深い悲しみを残します。
    だからこそ「つながりを持つこと」「サービスを活用すること」が大切です。
    今回の会議を通じて、改めて「弔うことの意味」と「孤立死を避けるためにできること」を考える機会となりました。

  • 次回開催は令和7年12月23日(火)「介護保険申請の前に利用できる地域資源の紹介」をテーマに取り上げます。
    「通いの場に参加したい気持ちはあるけれど、高齢者中心の場には少しためらいがある…」そんな方にも利用できる、介護保険外で参加可能な通いの場について情報交換を行います。

  • 今回の「孤立死を避けるためのつながりづくり」とも深く関わる内容です。
    ぜひ多くの皆さまのご参加をお待ちしております(^^♪


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