栃木京福会

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活動報告

2022.07.20

第15回 だいじだねット会議 ~那須塩原市の地域包括支援センターあぐり~

令和4年6月28日(火)に「第15回だいじだねット会議」を開催しました。
今回もたくさんの地域住民の皆さま、専門職の皆さまにお集まりいただき、誠にありがとうございました。
「事業対象者」の方が利用できるサービスについて、事例を通して解説、意見交換を行いました。

事業対象者は、「基本チェックリスト」という25項目の「はい」か「いいえ」で答えられる生活や基本動作に関する簡単な調査を行い、チェックのついた数や項目により、事業対象者に該当するかどうか分かります。
事業対象者に該当すると、介護保険の予防サービスに準ずる「基準が緩和されたサービス」を利用することができます。
  • 事業対象サービスのメリットとして、介護保険認定を受けるほどではないけれど、筋力の低下を感じている方などが、
    介護保険認定申請を行わずに基本チェックリストを実施して、速やかにサービス開始につながり、
    デイサービスで運動をしたりヘルパーの支援を受けたりすることができます。

  • 通常、介護保険認定を申請して結果が出るまでに一カ月程度かかりますが、その間に身体機能が低下したり、
    サービス利用のモチベーションが下がったりすることを避けることができます。
    デメリットとして、最低限度のサービス利用となるため、利用できないサービスも存在し、
    福祉用具のレンタルや住宅改修、医療系サービスやショートステイなどを利用したい場合には
    介護保険認定申請を受ける必要があります。

  • グループワークでは、民生委員の方より、このようなサービスを知っていることで、心配な方がいる場合に、
    地域包括支援センターなどの相談機関につなげることができるかな、などの声が聞かれました。
    短期間でリハビリを実施し、
    元の生活に戻ることが前提の短期集中予防サービスについては、そもそも知らない方も多く、
    改善の見込みのある方をいかに支援につなげていくかが課題であると感じました。

  • 今後もだいじだねット会議では、地域の皆さんにとって身近な内容を話し合っていきたいと思います。
    次回は、令和4年7月26日(火)を予定しております。
    「お薬の管理の支援」について取り上げます。
    たくさんの方のご参加をお待ちしております。


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